今回の大震災では突き合わせのコーナー窓の修繕依頼を数多くいただきました。
K様宅では、この機会にもっと割れにくい窓に改修したいとの要望がありましたので、コーナーに柱を入れてスマートカバー工法にて施工することにいたしました。
標準施工からは外れていますが、こんな応用の方法もありますので参考にしてください。
既存窓〔被災状況写真〕
既存窓の状況です。
コーナー部に柱がないため地震の揺れでガラスが割れてしまいました。
改修工事状況
ガラスと片引き戸を撤去した状態です。
引違い窓に改修するため中間方立も撤去しました。
コーナー方立を取付けた状態です。
今回は75角の角パイプを使用しました。
コーナーに柱を入れることにより強度を上げることが出来ました。
反対側からみた状況です。
施工完了
内部の納まりです。
ラフォレスタの窓枠材を使用し、木の風合いを出しています。
反対側の状況です。
こちらの面はとなりに住宅が近接しているため、型板硝子を使用しています。
コーナー部の内観です。
方立部を細く仕上げていますので違和感は感じられません。
完成外観です。
窓モールで周りをカバーしています。
壁との取り合いもすっきりと仕上がっています。
こちら側はワイドが大きかったので2連窓としました。
4枚建てを使用する方法もありますが、今回は方立を入れて強度を上げることにしました。